カルフール

kimikoishi2007-03-05

先日、カルフール*1に行つてまゐりました。

カルフールはフランスを本拠とする、売上が世界第二位のスーパーマーケットです。店名のCarrefour(カルフール)とは、フランス語で「交差点」といふ意味です。

カルフールはいはゆる大規模小売店舗、ハイパーマーケットの一つで、千平方米がざらではないやうな広大な売場面積で知られてゐます。カルフールの他にも、「オーシャン」がハイパーマーケットとして知られています。いづれも、パリ近郊に店舗があります。どうでもよいことかもしれませんが、わたしは「オーシャン」の鳥のロゴマークが好きです*2

カルフールは2000年に日本に初上陸しました。しかしながら、業績の悪化で、2005年にはカルフールブランドを残した形でイオンに吸収されて、独立してゐます。

なぜ業績が悪化したのかは分かりませんが、日本人は少食だからでせうか?

少食だなんて、そんなわけはないだらうと仰有る方もあるかもしれませんが、日本人は少食のはうだと私は思つてゐます。ですから、ばかでかい肉や大量の冷凍食品を買つてきて、冷蔵庫に入れておく習慣もないわけです。

食べるものの種類も、あまり多くないのではないでせうか。肉や魚や野菜を、あれやこれや色とりどりに召し上がつてゐる方はそんなに多くないのではないでせうか。

それはさうと、わたしは新しい食べ物が好きです。

新しい食べ物とは、新製品のことではありません。新製品にはあまり興味がありません。それは、今までのものの延長でしかないことが多いからです。たまに変なものが出ると大喜びして求めますが(暴君ハバネロとか、ラムネ酎はいとか)。

ここで云ふ新しい食べ物とは、たべたことのないもののことなのです。

さういふわけで、わたしは外国料理がすきです。ただ、日本で外国料理を外食としてたべると、なかなか値段が張るものですから、家でつくることのできるものが理想的です。

日本のものでも、食べたことのないものは結構あります。たとえば、「くさや」と「どじやう(どぜう)鍋」です。たべてみたいのですが、機会がありません。

カルフールに出かけたのは、くさやを求めて、ではなく、外国の食品を探すためでした。

噂どほり、本当に広い店内でびつくりしました。もつとも、地方のスーパーマーケットには、巨大な店舗は珍しくないかもしれません。

フランスのスーパーだけあつて、フランスの食材がたくさんありました。しかも、外国食品輸入専門店がつける値段に比べると、少々安いやうに思ひました(ただし、菓子類は高くても売れるからなのか、一般の店より安いといふことはありませんでした)。いろんな種類のチーズや炭酸水(砂糖なし)や葡萄酒や外国のチョコレートやビスケット、そして肉がたくさんありました。

わたしは羊肉とチョコレートとエスカルゴとクスクスを買つてかへりました。

でんでんむしは一匹百円でした。さつそくエスカルゴと羊肉はたべてしまひ、あとのものは別の日の楽しみにとつておきました。でんでんむしの貝殻は、わたしのコレクシオンに加はりました。

1㎏入りのクスクスは大変安かつたので、ごはんやスパゲティの代はりとして使ふことができさうです。なにをたべようか、いろいろと画策してゐます。