ホニホニガブーラ・ムニムニザボレ
1983年から1年間、ペットントンという子供向けのテレビ番組が放映されました。ペットントン情報→http://www.geocities.co.jp/AnimalPark-Shiro/8500/
主題歌→http://www.youtube.com/watch?v=fMOOdfxueEI
ペットントンは主人公の名前で、右の絵に描きましたような宇宙人で、着ぐるみで登場します。子供の背丈しかない着ぐるみです。ペットントンの呪文は「ホニホニガブーラ・ムニムニザボレ」。
ペットントンは宇宙船から地球に置き去りにされてしまいます。それは、草を食べ過ぎたからだそうなのですが、よく分からない理由です。そこで、ペットントンは小学生と暮らすことになりました。ペットントンはいつも眠そうなたれ目で、なかなかかわいいです。
わたしは着ぐるみの出てくるテレビ番組が大好きです。
ついでに、「マタンゴ」も大好きです。こちらは映画で、きのこのお化けの着ぐるみが出てきます。
最近の日本映画は純愛だの懐古だの、なんだか妙に辛気臭いリアリズム劇が多いような気がします。それはそれでよいのですが、わたしはリアリズムはあまり好きではないので、現実を脱臼させるような着ぐるみが登場してくれればいいなと思います。
もちろん、その着ぐるみの登場はリアリズムの補完であってはなりません。完全に脱臼させるのです。
日本映画はハリウッドには物量面では到底かないません。なにしろ、日本の映画はお金をかけることができません。であれば、ハリウッドには真似できない野暮ったい着ぐるみで対抗するのはいかがでしょう?
たとえば、ペットントンでハリウッドに対抗するのです。想像するだに痛快な話ではありませんか。・・・だめでせうか?
少なくとも、アメリカ人にハッキングされてウイルスをしかけられて撃退されてしまう宇宙人よりは、ペットントンははるかに強力だと思います(「インデペンデンス・デイ」)。
宇宙人のくせに、マイクロソフト社のソフトを使っていたのがあだになったのですね。Linuxにすればよかったのでしょうか?
その点、着ぐるみペットントンはコンピューターなぞ、まったく無縁です。無敵のペットントン。進めペットントン火の玉玉砕。欲しがりません勝つまでは。
行け! ペットントン!!