はてなチョコレート

おかしがたべたい・・・

ブックマークのつけ方はどうやつてするものなのか、わたしは分からないのですが、わたしの詰まらない駄弁にブックマークをつけてくださつてゐる方がいらつしやいます。

これは、大変励みになりますので、とてもありがたいのです*1。感謝してをります。

ブックマークはわたしにとつて、いはばご褒美みたいなものです。ついでに、チョコレートでもついてきてくれると、もつと嬉しいのですが・・・ご褒美となるのは、特製の《はてなチョコレート》です。

わたしは無類のチョコレート好きです。チョコレート狂 chocolatien(といふ言葉はないかもしれませんが)であります。

チョコレートは大変奥が深い菓子であります。それは一級品から三級品まで揃つてゐますし、三級品なら全国どこででも買ふことができます。最近は、スーパーなどで外国の三級品板チョコレートも売つてゐます。日本のとは少し味はひが違つてゐて、楽しいものです。

一級品のチョコレートは日本にもありますが、ゴディヴァなど、やはり舶来品が主です。値段もきはめて高いのです。たとへば、フランスのMaison de chocolatのチョコレートは、文句なく一級品ですが、チョコレートなのにケエキが二つくらゐ買へてしまふほどの高値です。

日本ではさうでもないですが、フランスのチョコレート屋さんはあまり小汚ない格好をして出入りできるお店ではありません。パリのお店では、とてもにこやかな笑みの禿頭のユングの若い時のやうなをぢさんが出て来て、丁重に迎へてくれました。なるほど、ここは専門店なのだといふことを痛感しました。

2月14日の聖ヴァレンチーノの日には、菓子会社とマスコミによつておきまりのチョコレート合戦が繰り広げられますが、この時に戦列に加はるチョコレートは一級品から二級品のものです。三級品の板チョコレートの場合もありますが。

一級品を貰つた男性は、高らかに勝鬨の声を上げます。二級品を貰つた男性も、万歳三唱してよいでせう。三級品を貰つた男性も、まあ、おいしいから喜んでもいいでせう。貰へない場合は、鼓を鳴らして女性を責むべきでせう(本当に太鼓を叩いて責めたら相当変な人だと警戒されますので、ご堪忍を)。そのまへに、まづ自分を責めたはうがよいのかもしれませんが。

しかし、年に一度しか貰へないといふのは、いかにも不条理です。労働記念日などもチョコレートの配布を行つてはどうでせうか。5月の労働記念日には、マルクスレーニンの顔の入ったコイン型チョコレートが配られます。煙草の好きな方には、シガーチョコレートです。

ただし、チョコレートは登山の常備食にもなつてゐるくらゐ、消化吸収が良いエネルギー源です。これをふんだんに食べてゐると、太ること間違ひなしです。

さういふ意味では、年一度でも良いのかもしれません。ただし、《はてなチョコレート》は別です。

*1:誰一人として読まないであらうものを書く気にはなかなかなりません。出版のあてもなく膨大な量の草稿を書いたりする偉人を、わたしは無条件に尊敬します