兇事頻々

この頃は、ひき逃げや突き落としなどの悲惨な事件が連続して起こつてをり、テレビの人たちは商売繁盛で結構ですが、日本はまあなんといふ異常な国になつてしまつたのだらうと思ひます。

子供達がよその大人を素直に信用できなくなる世の中なんて、誰が想像したでせうか。のんびりかまへていてはいけません。今こそ国の指導者のなかにまぢつてゐる無能な連中を、ことごとく追ひ払はなくては、もつととんでもない事態が、のちの世におとづれるでせう。

しかし、わたしにできることは、あまりないのかもしれません。とにかく、いらいらしてゐるひとは、少しお休みすることをおすすめします。さうして、今ゐるところからはなれて、しづかなところへゆくのがよろしいと思ひます。

人とつまらぬ比較はしないこと。とにかくいまあるつながりをだいじにすること。否定ではなく肯定すること、感謝すること。そんなことがよろしいかと思ひます。テレビはどうもこの逆をすべてゆくやうですので、ふりまはされがちな方は見ないことをお勧めします。

でも、ほんたうに窮地に陥つてゐる方にはなにも申し上げやうがありませぬ。ただ、すべてがをはつてみると、なんだかあれは大変だつたなあ、と思ふものです。窮地に陥つた時も、そんな風にをはつてみたところから、とらへてみるとよいのかもしれません。最終的には逃げ出すのも手です。