餃子
餃子をたべました。写真は大久保駅近くで大量に購入した餃子の一部です。たいそうおいしかつたのです。
餃子(jiao zi)は、中国ではほとんど水餃子で、焼き餃子は東北部、満洲地域でしかたべないときいたことがありますが、真偽のほどは分かりません。日本では、焼き餃子が一般的ですね。これは、そもそも日本人が満州の餃子をもちかへつたことにはじまる習慣ださうです。
市販のわかめスープに安物の餃子を入れて煮ると、水餃子が簡単にできます。たいそう安つぽい料理ではありますが、手間と費用がかかりません(焼くより手間がかかりません)。水餃子がお好きな方はお試しあれ。
http://tw.knowledge.yahoo.com/question/?qid=1406010801395(中国語)
によると、
餃子はもともと「嬌耳」と言ひ、張仲景といふ名医が発明したものださうです。
時代は東漢の末のことですが(西暦200年ごろ?)、各地で災害が起こりました。病にたふれる人が多かつたさうです。
その頃、南陽の名医、張機(字は仲景)といふ人がゐました。張は幼少より苦学して医学を学んだ人ですが、とつても賢く、名医となりました。張仲景はどんな難病の患者もなほすことができたさうです。貧民、富者を問はず、多くの命を救ひました。
ある時、張は凍傷で耳をこちこちにしてゐる多くの人々を見ました。張は心を痛め、大鍋で薬になるたべものを作ることにしました。
それは、「嬌耳」(ゆがんだ耳といふ意味)といふ薬でした。これは、羊肉と辛い胡椒(唐辛子)と温まる薬を混ぜてなべで煮て、煮上がつたものを切り刻んで、耳の形にした皮でくるんだものでした。
耳を凍えさせた人々はこれを食べると、全身ほかほかと温まり、熱くなつて、血も通ひ、両耳もいつしか温かくなり、しばらくすると凍傷でただれた耳もすつかりよくなつたさうです。
のちに、人々は新年のお祝ひに、この張の「嬌耳」(チャオアル)に似た食べ物をこさへて、冬至と正月に、張の徳を記念して食べることにしたさうです。人々はこの食べ物を「餃耳」(チャオアル)、または「餃子」(チャオズ)と呼んだのです。