お祖父さんの古時計

kimikoishi2005-05-09

おとぎの國の山よ 河よ 小人たちよ
シンデレラの お姫樣よ 消えていまは何處
樂しい夜が訪れたのに 振り子の動かない
時計 時計 お祖父さんの古時計


幼い頃の夢が いつも 胸に浮かぶ
白いひげに 丸い背の お祖父さんの姿
やさしい聲は聞かれないけど あの日の時をさす
時計 時計 お祖父さんの古時計


「大きなのつぽの古時計」といふ歌があります。
この歌は、戦前は「お祖父さんの古時計」といふ歌詞で、上のような詞でした。
わたしは戦前の詞のはうが哀愁があり、すきです。今のもすきですけれど。


ただ、今の詞ではじめて知つた時は、百年つてどういふことだらう?
と思つてゐました。ずゐぶん長生きだつたのだなあと思ひ、百年も生きたら、本人だつて満足で、周囲もあまり悲しくもないかもしれないと思つたものでした(今はさう思ひません)。


戦前の「お祖父さんの古時計」は下の素晴らしいホームペエヂで聞くことが出来ます。
http://www.sound78rpm.jp/bangai01.html