泥鰌

kimikoishi2007-07-13

さかながすきです。

さう。たべるのも。飼ふのも。

きつと、さかなの形が好きなのでせう。わたしとさかなとの関係は因縁浅からぬものがあります。

最近、さかなを飼ひたくて仕方がありません。

今まで、いろいろなさかなを飼つてきました。

金魚、鯉、鮒、なまず、どじやう、たなご、そして、もちろん熱帯魚も飼ひました。

熱帯魚は、さかさなまずに、コリドラスネオンテトラオトシンクルス、カラーブラックテトラといふのを飼つてゐました。

しかし、今は何も飼つてゐません。

最近、さかなを飼ひたくて仕方がありません。

でも、わたしは旅行が趣味なので、動物は飼へないのです。旅行に行くと、何日か留守にすることになります。でも、動物には、毎日えさをあげなくてはなりません。

先日、スーパーマーケットにゆくと、魚売場で生きたどじやうを売つてゐました。黄色い桶に三十匹くらゐはゐたでせうか。どじやうたちは桶の中で、ひげをうごめかしながら、もぞもぞと動いてゐました。

もちろん、これは飼ふためにではなく、たべられるために売られてゐるどじやうです。

ですから、一匹いくらではなく、何グラムいくら、と札に書いてありました。

もつてかへつて、水槽で飼ひたいと思つたのですが、どじやうたちがうちにゐると、旅行に行けなくなつてしまひます。あきらめて家に帰りました。